専修大学 ネットワーク情報学部

DS DATA SCIENCE PROGRAM

データサイエンス
プログラムの学び

インターネットが普及して、様々な人やモノがつながり、人々のつぶやきから⽇々の⾏動まで膨大なデータの蓄積が始まっています。このようなビックデータの時代の中で、現代の企業・政府では、データに基づいた戦略的な意思決定の成否が重要になっています。そのため、情報を分析する統計的手法、データベースやアルゴリズムといった情報をハンドリングする手法、経済や経営の知識を踏まえて仮説の⽴案・検証を⾏う手法や実⾏する能⼒それぞれに精通した人材に対する社会的ニーズが⾼まっています。専修大学ネットワーク情報学部ではすでにAI(人工知能)やデータを駆使してビジネスやスポーツの分野で価値を創造する人材を⽣み出していますが、数理的な能⼒と社会科学の知識を兼ね備えた人材を体系的に育成すべく、2019年度にデータサイエンスプログラムの設置を予定しています。

社会とどのようなつながりがありますか?

膨大なデータもそれ⾃身は単なる文字の羅列でそのままでは社会に活⽤することはできません。コンピュータやソフトウェア、AIのメカニズムやアルゴリズムに詳しいだけでは不⼗分で、実際に社会や経済がどのように動いているのかを学ぶ必要があります。こうした学びを得た人材はIT企業のみならず、それ以外の企業や政府・⾃治体、教育現場など社会のあらゆる場⾯で必要とされており、役⽴つものだと思われます。

どのような演習をしますか?

このプログラムでは単に統計に関する知識やデータをハンドリングする技術を学ぶだけではありません。データに基づく意思決定を⾏うには、どのようなデータを集めればよいのかを考えた上で仮説を⽴案することが必要ですし、また、分析結果から具体的な戦略を考えることが必要です。これらの能⼒を身に付けるには講義を聞くだけでは不⼗分で、みずからコンピュータを操作してデータに触れ、分析を⾏い、提案を実際に⾏うことが必要です。演習では実際の企業のデータを積極的に収集して株式投資に関する意思決定を⾏ったり、社会調査のデータをもとに分析を体験したりしています。また、小売店での購買履歴やWebサイトへのアクセスログなど機械的に収集されたデータをもとにマーケティング戦略を考えてプレゼンする演習も予定しています。なお、すでに講義や演習では株式投資やマーケティング、政策⽴案といった実際の現場で活躍する人やデータサイエンティストの方からお話をうかがう機会を設けていますが、今後は、共に課題に取り組むなど、実務により近い環境でデータサイエンスを学ぶ環境を整えます。

どのような学⽣が向いていますか?

データサイエンティストを目指す人はもちろん、文理両⾯の知識と技術を備えて活躍したい人や情報だけでなくデータ分析や経済・経営も学びたい人に向いています。数学の能⼒を活かして企業や⾃治体で活躍したい人や経済学・経営学を中心に数学・情報を学びたい人にはおすすめです。また、数学・情報の教員免許も取得可能ですので、中学や⾼校の教員を目指す人にもおすすめです。