専修大学 ネットワーク情報学部

NS NETWORK SYSTEM PROGRAM

ネットワークシステム
プログラムの学び

ネットワークを介して様々なコンピュータが結合し、データベースに大量のデータをやりとりしながら、サービスを展開していく現代のIT技術を広く理解し、それらを活用した情報システムを開発する能力を身につけられるよう、コンピュータサイエンスの基礎を、体系的かつ実践的なカリキュラムで学びます。さらに、サービスを提供する企業サイドと、サービスを利用する人間サイドの2つの視点から、便利で安全なシステムを考案・開発できるようにするため、企業・社会・人間を理解する関連科目を学ぶとともに、ソフトウェア開発現場に近い環境でチームによる実践的な演習も⾏います。セキュリティや人工知能を学ぶ発展科目も用意しています。

社会とどのようなつながりがありますか?

コンビニ、宅配便といった現代の便利なサービスは、ネットワークを利⽤した情報システムがあって初めて実現されるものです。スマートフォンが⾼速無線通信でインターネットと接続され、個人がいつでもどこでも気軽に情報を発信し、新しい有益な情報を手に入れられるようになったのはつい最近のことで、ビジネスの領域でも新たな展開が期待されます。情報技術の進展は⽇進月歩ですが、その特徴を理解した上で、それらを活⽤した便利な仕組みを作り出し、組織、社会、個人に提供していく⾼度情報技術者が多く求められています。本プログラムの卒業⽣は、社会でそのような人材として活躍しています。

どのような演習をしますか?

ネットワーク情報学部では、入学後から様々な言語を用いてプログラミングの基本から学んでいきます。それを踏まえて、2年次後期では実践的なシステム開発演習をチームで⾏っていきます。各グループでLinuxサーバを⽤意し、⾃分たちでサーバ管理をしながら、予約や販売を⾏うサイトを構築していきます。その際に、使いやすいインタフェースはどうあるべきか、どのようなデータを持てばサイトオーナーに有益なのかなど、グループで議論しながら検討していき、議論の結果をドキュメントにし、それに基づいてプログラムを記述していきます。このように、実社会で⾏われているソフトウェア開発を経験できるのが特徴です。

どのような学⽣が向いていますか?

⾼度情報技術者は、ネットワークでつながったコンピュータに、仕組み(システム)を作っていきます。仕組みはコンピュータの中にあるものなので、最終的な結果以外は目に⾒えにくいものですが、途中の処理を形や動きのあるものとして意識できるものになることが重要です。そのためには、⽇頃から便利な情報サービスを利⽤したときに、それが裏側ではどのような仕組みで動いているのか想像し、説明できるようにすることが大事です。その仕組みを⾃分で作ってコンピュータ上で動かして人々の役に⽴ちたい、さらに便利な仕組みを考えてみたい、という物作りに興味を持っている学⽣が向いていると思います。